2016年8月20日土曜日

奇跡の島、種子島 第3回 (松尾)

この内容は7月9日に掲載した内容の続きとなっております。

  打ち上げ当日の朝4時半。まだ静かな島内を凍えながら原付バイクで南進し、種子島宇宙センターへ着きました。

  ロケット組立て棟から射点への移動作業は、わずか500mの距離を30分かけてゆっくりと移動させます。組立て棟から煌々とライトに照らされながら移動するロケットの姿は凛々しく、静かに打ち上げの時を待っているようでした。

 その後移動し、恵美之江展望公園でぼんやりとロケットを眺め座っていると、隣に来た大学生2人組、バイクで日本を旅している男性、横浜から打ち上げを見に来た家族と仲良くなりました。

 それぞれがロケット打ち上げを見に来ることになったきっかけや、打ち上げ延期の間、何をしていたのかなどの話しているとあっという間に打ち上げ時刻が近づいてきました。

夕焼けに照らされ、その姿を煌かせるロケット。カウントダウンの声。
眩い閃光。遅れて届く轟音。炎を吐き、宇宙を目指して突き進むロケット。
さらに大きくなる音。湧き上がる歓声。
軌跡を残し、ロケットは宇宙へと消えていきました。

次回の話は10月1日までお待ちください。




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